後方インピンジメント症候群

- ボールを投げるときに肩が痛む
- 肩の前側ではなく、後ろ側に痛みが出る
- 肩に負荷がかかるときだけ痛む
- ボールをリリースするときに強い痛み
- アップをしっかりしても痛みが出る
目次
肩関節の後方インピンジメント
後方インピンジメントの特徴
投球などの動作中に肩関節が最大外旋・外転位(90~120°以上)になることで、後方上方の関節内で関節唇と腱板(特に棘下筋や小円筋)が衝突し、挟み込まれる状態。
発生原因
- オーバーヘッドスポーツ(野球、バレーボール、水泳など)の繰り返し動作
- 肩関節の関節包の前方の緩さ+後方のタイトネス
- インピンジ動作中の腱板と関節唇の摩擦
- 肩関節の不安定性(肩甲骨の動きの問題)
病態について
- 腱板の部分断裂(主に関節包側:関節内面)
- 後上方関節唇損傷
- SLAP損傷との関連
- 肩の不安定性と併発するケースも多い
運動競技特有の肩の動きから影響を受けて、痛みが徐々に出てくることが多いです。急に痛みが出るというより、違和感から始まっていき、投球動作に支障が出てくるようなイメージとなります。
後方インピンジメントの症状
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主症状 | 肩の後方の深部痛、違和感、キャッチ感(ひっかかるような感覚) |
| 誘発動作 | 投球動作のリリース直前(外旋+外転位)、肩の過伸展 |
| 日常動作では | 痛みは軽度または無症状だが、スポーツ動作で悪化 |
診断方法
| 方法 | 説明 |
|---|---|
| 視診・問診 | 投球時の痛みの位置と動作を詳細に確認 |
| 誘発テスト | Posterior impingement test(肩を外転90°+外旋90°で痛み) |
| 画像検査 | MRIで腱板・関節唇の損傷確認、関節造影MRIが有効 |
治療・処置方法
保存療法(基本的な処置)
- 投球制限・休止
- リハビリ(肩甲帯・インナーマッスルの機能改善)
- 前方関節包のストレッチ
- 後方関節包の緩和
- 棘下筋・肩甲下筋の再教育
- 姿勢・肩甲骨コントロールの改善
手術療法(保存療法無効の場合)
- 関節鏡視下での後上方関節唇修復術や腱板処置
- 投球復帰には4〜6ヶ月以上
症状が悪化していく、改善しないという場合には精査も必要ですが手術などの手段をとることもあります。
その場合、運動復帰までの期間が長くなるためどのタイミングで行うのか?というのも考えなくてはなりません。
後方インピンジメントになったら
後方インピンジメントかも?と思ったら、すぐに安静を図り処置を行うようにしましょう。
違和感のタイミングで施術やケアを開始できれば理想ですが、痛みが出てからのケースも少なくありません。
そのため、日々のケアと運動競技中の違和感が出た時の早急な処置を覚えておきましょう。肩関節は複雑な構造で成り立っているため、精査をしながら適切な処置を進めていくことが多いです。
当院では、肩関節はもちろんですが骨折・脱臼などスポーツで発生するケガなども処置を行っています。また、地域医療や専門ドクターとも協力し、施術を行っていますので肩関節の痛みや不調でお困りの際には当院へ一度ご相談ください。
よくある質問|
Q: 後方インピンジメント症候群とは、どのようなケガですか?
足首を下に強く曲げた(つま先立ちのような動作・底屈)時に、足首の関節の後ろ側(アキレス腱の奥あたり)で、骨や軟骨、柔らかい組織が挟み込まれ(インピンジメント)、鋭い痛みが生じる症状です。
Q: どのような人に多く発症しますか?
クラシックバレエのポワント(つま先立ち)、サッカーのキック動作(特にインステップキック)、体操競技など、足首を極端に下に曲げる動作を繰り返すアスリートやダンサーに非常に多く見られます。
Q: 病院で「三角骨障害(さんかくこつしょうがい)」と言われました。同じですか?
はい、原因の一つです。「三角骨」という本来なら成長過程でくっつくはずの余分な小骨が、足首の後ろに残っている方がいます(約10%)。足首を曲げた時にこの骨が挟まって炎症を起こす状態を三角骨障害と呼び、後方インピンジメント症候群の代表的なケースです。
Q: 手術でその「三角骨」を取り除かないと治らないのでしょうか?
プロのダンサー等でどうしても痛みが引かない場合は手術も選択肢に入りますが、多くの場合、当院の保存療法で痛みをコントロールし、手術を回避して復帰できています。足首の骨の微妙なズレ(アライメント異常)を手技で整えることで、骨が挟まらない空間を作ることが可能です。
Q: 痛い時は練習を休むべきですか?発表会が近いのですが…。
強い炎症が起きている時は患部の安静が必要です。ただし、完全に休むのではなく、「足首に負担をかけずに股関節や体幹を鍛える」という、復帰後に向けたリハビリを行うことが重要です。どうしても外せない本番がある場合は、ハイボルト施術とテーピングで一時的に痛みを抑えて乗り切るプランもご相談に乗ります。
Q: なぜ足首の後ろが挟まるようになってしまったのでしょうか?
ふくらはぎの筋肉がガチガチに硬くなっていることや、過去の足首の「捻挫」をしっかり治さなかったせいで、関節の軸がズレてしまっていることが大きな原因です。当院の経験上、痛い足首だけでなく、すねやふくらはぎ、膝の動きまでトータルで整える必要があります。
Q: 自分でマッサージやストレッチをして治せますか?
痛みが強い時に、無理に足首を曲げ伸ばしするストレッチは、挟まっている組織をさらに破壊するため絶対NGです。患部は触らず、ふくらはぎや太ももの筋肉を優しくほぐす程度に留め、関節の調整は私にお任せください。
Q: 痛みが引いた後、再発を防ぐためにはどうすればいいですか?
足首(末端)の力だけで立ったり蹴ったりしようとする「手打ち」ならぬ「足首打ち」のフォームになっていることが根本原因です。当院では、股関節やお尻の大きな筋肉、体幹を連動させて動く「正しい身体の使い方(フォーム指導)」まで徹底的に行い、再発を完璧に防ぎます。
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柔道整復師の坂田です。患者様の症状に一緒に向き合い、根本原因が改善し違和感のない日常生活を送れるお手伝いが出来ればと思っております。気になる事がございましたらお気軽にご相談ください。