足底筋膜炎

- 歩いたり、ランニングしていて足の裏が痛む
- 起床時の歩き始めで足が痛む
- 足を休ませても痛みが引かない
- かかとを押したりすると痛みが走る
- 立ちっぱなしの状態でも足裏に痛みを感じる
痛みによって「歩く」ことが出来ないと、日常生活に多大なる影響が出てしまいます。
足底筋膜炎は放置していると手術適応になる場合もある為、一度ご自分の状態を把握してケアをしておきましょう!
足底筋膜炎とは?

足底筋膜炎は足の裏に大きな負担が掛かり続けることによって炎症が引き起こされる痛みです。
炎症が起きることで、足底筋膜に小さな傷ができてその傷が広がり痛みが生じる状態になります。足底筋膜はかかとの骨から始まり足先の指に向けて放射状に広がっている繊維組織の束です。
この足底筋膜には2つの大切な役割があります!

・足裏のアーチ構造の保持する
足の裏はアーチ状になっていて体重の重みを支えるようになっています!
足底筋膜はアーチを弓の弦のように張らせて形成してできています。
・地面からの負荷に対して衝撃を吸収する
足底筋膜が構成している足のアーチは、地面に足を着いた際の衝撃を吸収するクッションの役割があります。
足底筋膜炎になる原因
過剰な運動以外にも、いつも以上に長い距離を歩いたり、階段を勢いよく駆け下りたりするなど日常生活で足裏に負担の掛かる動きをした時にも痛みを引き起こしたりします!
また、土踏まずのアーチが落ちている偏平足の人は足底筋膜炎になりやすい場合も多々あります。
足のアーチが落ちてしまうと足底筋膜が無理やり引き延ばされた状態なり負担が掛かり続けてしまい痛みにまで発展してしまいます。
特徴的なのがかかと部分の一点に痛みが出る場合がほとんどです!
足底筋膜炎に対しての施術内容
痛みが強い症状には深部に刺激を与えて痛みを軽減させるハイボルテージ療法
炎症症状が強く、あまりにも痛みがある場合に対してはハイボルテージという電気療法を施します。
痛みの深部に刺激を与えて、炎症を抑えることで痛みを和らげる役割があります。
骨格の歪みからの足への負担を軽減させる骨盤矯正
骨盤が歪むことで体幹のバランスが崩れ、足底が本来接地すべき場所からずれてしまいます。
足底への負担がかかる場合は、骨盤矯正で歪みを正して足底の接地箇所を正常にすることで症状を改善させていきます。

改善・再発防止のためのインナーマッスルトレーニング
体幹(インナーマッスル)の筋力が弱まってることでバランスを保つことが出来ずに痛みが出ている時は、ベットで横になっていながらもインナーマッスルを鍛えます。
足底に負担がかかりにくい身体を目指していきます。
よくある質問|足の症状
Q1: 足の痛みは歩かない方がいいですか?
急性の強い痛みや腫れがある場合は無理に歩かず安静が必要です。ただし、慢性的な足底筋膜炎やモートン病などでは、完全に動かさないことで筋肉や関節が硬くなり、かえって悪化することもあります。痛みの程度に応じて、専門家の指導のもと適度に動かすことが大切です。
Q2: 足の痛みには冷やすのと温めるの、どちらがいいですか?
ケガをしてすぐの急性期は炎症を抑えるために冷やすのが効果的です。慢性的な足のだるさやこわばりには、温めて血流を促すことが改善につながります。症状や時期により使い分けましょう。
Q3: 扁平足や外反母趾でも改善できますか?
はい。足の構造的な問題はすぐに変えることは難しいですが、筋力トレーニング・ストレッチ・インソールの活用などで症状を軽減できます。早めにケアをすることで悪化を防ぎ、快適に歩ける状態を維持できます。
Q4: 足の痛みは靴が原因になることもありますか?
大いにあります。サイズの合わない靴、クッション性の乏しい靴、先が細い靴は足への負担を増やします。症状に合った靴選びやインソールの調整も治療の大切な一部です。
Q5: 子どもの足の痛みは「成長痛」なので放っておいても大丈夫ですか?
「成長痛」と思って放置すると、実際にはシーバー病などの成長期特有の障害が隠れている場合があります。長引く痛みや運動での強い痛みは、専門家に相談することをおすすめします。
Q6: 足のしびれも整骨院で見てもらえますか?
はい。足のしびれは腰や神経の問題だけでなく、足のアーチや歩行習慣の乱れからくる場合もあります。当院では症状の原因を確認し、必要に応じて医療機関とも連携して改善をサポートします。
Q7: インソールはどんな人に必要ですか?
足の痛みがある方はもちろん、長時間立ち仕事をする方、スポーツをする方にも有効です。足のアーチを正しく支えることで、足だけでなく膝や腰への負担軽減にもつながります。
Q8: 足の痛みは年齢のせいだから仕方ないですか?
年齢とともに足底のクッション性は低下しますが、「仕方ない」と諦める必要はありません。筋力強化や生活習慣の改善によって、痛みの軽減・再発予防は十分に可能です。
執筆者:柔道整復師 坂田名奈美(治療家歴10年)
柔道整復師の坂田です。患者様の症状に一緒に向き合い、根本原因が改善し違和感のない日常生活を送れるお手伝いが出来ればと思っております。
気になる事がございましたらお気軽にご相談ください。
